2年目コンサルタントの日記

都内で働く2年目コンサルタントです。日々の学び、調べたことを1日1回あげていきます。

シェアードサービスって一体何?そして、誰が使うの?

こんちには

もしくは初めまして

 

都内でコンサルタントをしているPです。毎日業務での学びを書いていきます。

本日はシェアードサービスというものがテーマとなっております。

 

皆さんシェアードサービスと聞いてピンときますか?

ビジネスをしていれば聞いたことはあるかもしれませんが、改めて1から考えていきましょう。

 

シェアードサービスって一体何?そして、誰が使うの?」

 

シェアードサービスという言葉、皆さんはどこかで耳にしたことはありますか?経営やビジネスをされている方なら、一度は聞いたことがあるかもしれません。「共通業務を集約して効率化する仕組み」と言われると、なんだか難しそうですが、実はこれ、思ったより身近なものなんです。

 

例えば、あなたが小さな町に住んでいて、家々に個別のお風呂がなかった時代を想像してください。そんな時、人々は町の共同浴場に集まってリラックスしていましたよね。各家庭が自分の浴室を持つよりも、皆で一つの大きなお風呂を使う方が効率的で、経済的です。これこそが、シェアードサービスの基本的な考え方に近いんです。 

 

 

シェアードサービスの仕組みとは? 

 

では、ビジネスの世界におけるシェアードサービスって具体的に何をするのでしょうか?

 

例えば、企業にはさまざまな業務があります。経理、人事、ITサポート、法務など、どれも重要ですが、会社の成長そのものには直接関与しない、いわゆる「バックオフィス業務」と呼ばれるものです。これらの業務を各部門でバラバラに行うよりも、すべて一か所に集めて管理した方がはるかに効率的です。シェアードサービスセンターでは、こうした共通業務を一括で担当し、企業全体のコスト削減や業務の標準化を実現するのです。 

 

また、シェアードサービスの魅力は、規模が大きくなればなるほど効果が高まる点にもあります。大企業にとって、複数の拠点や子会社で行っている同じような業務を一つにまとめることで、より大きな効果が期待できるわけです。まさに「規模の経済」のお手本といえるでしょう。 

 

 

シェアードサービスの歴史を振り返る 

 

さて、このシェアードサービスというアイデアがどこから来たのか、ちょっと歴史を振り返ってみましょう。シェアードサービスが本格的に始まったのは、1980年代末から1990年代初頭にかけてのアメリカです。特に多国籍企業が、国や地域ごとに分散していた業務を一元化するために、この手法を取り入れ始めました。 

 

当初の導入目的は、やはりコスト削減でした。しかし、シェアードサービスの導入が進むにつれて、単なるコスト削減以上の効果が見えてきました。それは、業務の標準化や品質向上、さらには新しいテクノロジーの導入がしやすくなることです。これにより、シェアードサービスは瞬く間に広がり、今では企業の成長戦略の一環として欠かせない存在となりました。 

 

日本でも2000年代に入ってから徐々に普及し始め、大企業の間では一般的な手法となっています。最近では、クラウド技術やAI、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)などの先進技術を活用したシェアードサービスが注目されており、その進化はますます加速しています。

 

 ここまでで、シェアードサービスの基本的な仕組みや歴史について触れました。次回は、シェアードサービスを「商品」として提供する企業の戦略や、コンサルタントがどのようにサポートできるかについて掘り下げていきます。シェアードサービスがビジネスにどのようなインパクトを与えているのか、さらに詳しく見ていきましょう!