2年目コンサルタントの日記

都内で働く2年目コンサルタントです。日々の学び、調べたことを1日1回あげていきます。

株式投資初心者必見、これ読めばOKー「株式投資の基礎を網羅・2024年版ガイド」Part2

こんちには
もしくは初めまして

都内でコンサルタントをしているPです。毎日業務での学びを書いていきます。

本日は「最近株式投資を始めた私だからこそ書ける、投資初心者の方に寄り添った投資ガイド」となっております。
これから複数のパートに分けて書きます。今回はPart2歴史の面白さはここから加速していきます。



『2回目: 産業革命から現代までの株式市場の進化』



産業革命と株式市場の急成長

さて、18世紀末から19世紀にかけて、産業革命がヨーロッパを席巻しました。この時代、多くの発明と技術革新が生まれ、産業が飛躍的に成長しました。その中心には、もちろん「お金」、いや「投資家」がいました。ここで注目されるのが、鉄道産業です。鉄道の建設は大規模な資金を必要としたため、多くの企業が株式を発行して資金を調達しました。

イギリスでは、1830年代に鉄道株が大流行し、鉄道投資ブームが巻き起こりました。この時期、投資家たちはまるで「乗り遅れまい!」とばかりに鉄道株を買いあさり、株価は急騰しました。まるで子供たちが新しいおもちゃを欲しがるような勢いです。しかし、鉄道が実際に運行し始めると、現実は厳しいもので、多くの鉄道会社が経営に苦しむようになりました。その結果、鉄道株は暴落し、多くの投資家が「駅に置き去りにされた」状態となったのです。


アメリカの株式市場と「ウォール街」の誕生

19世紀後半、アメリカは独立後の混乱を乗り越え、産業国としての地位を確立していきました。この時期、ニューヨークがアメリカの経済の中心地として急速に発展し、ウォール街が世界的に有名な金融街としての姿を現します。1860年代には、アメリカで最初の株式取引所である「ニューヨーク証券取引所NYSE)」が設立され、ここで株式が活発に取引されるようになりました。

この頃のウォール街は、まさに「投資家の戦場」。腕利きのブローカーたちが、株式を売り買いするために激しい戦いを繰り広げていました。ちなみに、当時のウォール街には今とは違って「壁」がありました。いや、物理的な壁ではなく、情報の壁です。当時は、株式市場の情報が限られていたため、ほんの一握りの投資家だけが正確な情報を手に入れることができ、これが「インサイダー取引」の温床になっていたのです。


20世紀初頭の株式市場:栄光と悲劇

20世紀に入ると、株式市場はさらなる発展を遂げましたが、その栄光の裏には悲劇もありました。まず、1920年代の「ロアリング・トゥエンティーズ(狂乱の20年代)」をご紹介しましょう。この時期、アメリカ経済は未曾有の繁栄を迎え、多くの人々が株式投資に夢中になりました。「株を買えばすぐに金持ちになれる」と誰もが信じ、まるで全員が「億万長者の夢」を見ていたような時代です。

しかし、1929年10月24日、「ブラックサーズデー」がその夢を打ち砕きました。株価が突如として暴落し、これにより始まったのが「世界大恐慌」です。多くの投資家が一夜にして全財産を失い、株式市場はパニックに陥りました。この事件は、株式市場がいかにリスクが高いものであるかを世間に知らしめることとなりました。



第二次世界大戦後の復興と株式市場の再生

その後、第二次世界大戦が世界を席巻し、経済は再び混乱に陥りました。しかし、戦後の復興期に入ると、株式市場は再び活気を取り戻しました。アメリカをはじめとする先進国では、企業が次々と株式を発行し、資本市場を通じて急成長を遂げました。

特に注目すべきは、技術革新による新しい産業の誕生です。例えば、コンピュータやインターネットといった新しい技術が登場し、それに伴ってIT企業が株式市場に参入しました。1990年代には「ドットコム・バブル」が発生し、インターネット関連株が過熱しましたが、2000年代初頭にはそのバブルがはじけ、多くの企業が倒産する事態となりました。

しかし、株式市場はこのような波乱を乗り越え、常に新しい投資のチャンスを生み出し続けています。歴史を振り返ると、株式市場は「栄光と挫折」の連続であり、それがまた投資家を惹きつけてやまない理由なのかもしれませんね。